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高校生向けの租税教室

こんにちは!滋賀県守山市の弓道税理士、酒屋です

先月(2019年12月)に初めて高校生向けの租税教室をやらせていただきました。

小学校・中学校に比べて異なる点をまとめておきます。

目次

パワポが使えない

今回授業をさせていただいたのは県立高校2校、たまたまかもしれませんがどちらの学校も教室にスクリーンがない・プロジェクターがないなどの理由でパワーポイントを使っての授業ができませんでした。
小学校中学校は各教室に電子黒板があってPCもあったので、パワポに慣れていると大変です。スライド数もそこそこあるので、4~6枚のスライドを1ページに集約して印刷、という状況。他の先生と同じレジュメになるので自己紹介のスライドが入れられないのが残念。普段は自己紹介で弓を引いてるカッコイイ写真を見せてツカミにいってます

租税教室の流れ

税理士会が推奨しているのは「模擬選挙」を授業に組み込むパターンです。
税理士の紹介から始まり、税の意義・仕組みを説明、財政や社会の問題を説明した後、30分くらいかけて模擬選挙をやっていきます。あらかじめ用意された3党の公約を生徒さんに読んでもらって、投票してもらいます。マニュアルでは班ごとに話し合ってもらうとか発表してもらう、となっていますが現実には難しいです。高校は班分けなんてされてないですし、話し合う雰囲気はあまりないです(昔も今も)。
私の授業では各自で投票用紙に投票先と理由を書いて投票してもらいました。棄権・白票もありで。投票率を計算して、実際の日本の選挙についても(投票率が低いとどんな問題があるかなど)説明します。

高校生からの質問・アンケート結果

小学校・中学校の租税教室と同じように授業の最後にアンケートと質問を書いてもらいました。質問はちょっと少なめで、税理士という職業についての質問が多かったです
税理士になるには?仕事のやりがいを感じるときは?なんで税理士になった?といった感じ。
アンケートの方で評判が良かったのは103万円の壁の話や、累進課税の話、某芸能人の税金の話題などです。アルバイトでいくら稼いだら税金がかかるのか、どう課税されるのかといった話はめっちゃ真剣に聞いていたようです。

まとめ

従来の租税教室は小学校が中心でしたが、今後は税理士会でも高校生向けを増やしていきたいそうです。働き始めるまでの時間が短いので学んだ内容をを忘れにくいですし、税理士を目指したいと思ってもらえれば税理士試験受験者が少しは増えますしね。
今シーズンはもう1件、高校で租税教室の予定があります。小学校・中学校・高校と経験したので、次は大学・大人向けとかがあったりするかも・・・?

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