Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//【弓道】錬士審査と跪坐の攻略法

ブログ

【弓道】錬士審査と跪坐の攻略法

今回は久しぶりに弓道の話題を。五段に受かったのがコロナ禍直前だったので今年の中央審査からぼちぼち受けています。8月の審査はスーパー大前で二本外して撃沈。次は近畿では11月、12月(6月から延期になった分)と連続であります。しばらくスーパー大前が続きそうな気がしてます・・

目次

錬士審査について

 錬士審査の受かり方は下記リンク先にある審査規定の内規に書いてあります。以下抜粋。
1 行射の審査については、第一次審査において過半数の得票者について第二次審査を行い、その得票が過半数で第一次との通算七割以上の得票があったものを通過者とする。
2 前項の第二次審査は原則として「持的射礼」を行う 。
3 面接の査定については、甲(80点以上)、乙(60点以上80点未満)、丙(40点以上60点未満)、丁(40点未満)の4段階にし、甲・乙は合格、丙は行射における第一次・第二次の通算得票より1票を減じ、丁は不合格とする。
4 学科は、60点以上を合格とする。

 審査員は5人なので一次で3票やったら二次で4票が必要なんですね。そして面接試験も二次の判定に影響するとは・・・
 ちなみに8月8日に京都で受けた錬士審査では一次通過が90名中3名、その3名はそのまま二次も合格されたそうです。

跪坐下手最大の難関「持的射礼」

 今回のメインテーマは多くの弓道家を苦しめる跪坐です。そして弓道で最も跪坐をする時間が長いのは錬士審査の二次で行われる持的射礼です。5人で演舞する場合、入場から退場まで約30分、うち25分くらいは跪坐をしなければなりません。過去には失神した人もいたと聞きます。弓道の情報サイトや個人のブログは結構あるんですが跪坐についてしっかりとまとめてくれているサイトは少ないようです。自分で集めた情報をまとめてみました。

跪坐の攻略法

 いろんな人から教わった跪坐の攻略法です。跪坐が苦手な皆様、人によって向き・不向きがあると思いますのでいろいろ試してみてください。こういった工夫をすることを良く思わない人達もいますのであまりベラベラ言いふらさないでくださいね!
①重心移動
 跪坐は前かがみになると楽です。けど実際に前かがみになるのはよろしくないです。お尻を浮かせて縦に伸びた状態で前に重心をかけると見た目もあまり崩れずに足への負担を軽くできます。あとは上半身をできるだけ動かさないように前後左右に重心を移動させると乗り切れる、という技です。
②指ロック
 足の指を限界まで折り込んでロックしてしまうという技です。足指の柔軟性がないと難しいかもですが、安定性はありそうです。
③片足ずつ伸ばす
 邪道ですが、そもそもできる人が限られる技です(僕はできませんでした)。跪坐の状態から上体を動かさずに左足を伸ばして、右足を伸ばして、とするそうです。
④練習する
 毎日自宅で練習していれば徐々に跪坐の時間は伸びていきます。フローリングで滑りやすい靴下を履いて練習します。
⑤アキレス腱を鍛える・ふくらはぎを鍛える
 跪坐は基本、膝と指先で体重を支えるものですので的を射た対策かなと思います。跪坐がいくらでもできる人がいましてその方は下半身の筋肉量が平均よりかなり多いそうです。
⑥ダイエット
 やせ型の人は跪坐強いですよね。僕も高校生の時は身長-120くらいの体重でしたがいくらでも跪坐ができていました。
⑦膝サポーター、滑り止め液
 これはセーフの範囲だとは思いますが、100均で売っている膝サポーターをつけたり、滑り止め液を足袋の指先につけたりといった工夫もできます。

まとめ

 とはいえ最後に頼れるのは自分の根性です。「晩御飯のおかずを考える」という先生もおられました。「的中したなら床が抜けても耐える」のが必勝法です。跪坐はしんどいですが弓道の苦行道としての一面をよく体現しているものです。工夫と練習、根性で乗り越えていきましょう!

SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧